Posted by 佐名川 洋之 on April 27, 1997 at 23:45:09:
In Reply to: 教えて下さい。 posted by 山本博起 on December 27, 1996 at 09:09:18:
: 私は大阪市で動物病院を開業している獣医師です。突然ですが、『らっこ』が貝を割るときにポケットから(右か左か忘れましたが)石を出して割る。と言うことを、たぶんテレビの 【笑っていいとも】 で
: 知りました。鳥羽水族館の解答であったと思います。
: 私は、信用しておりますが、私の友人たる日本でも著名な獣医師の方々はほとんど信用してくれません。
: 図鑑、広辞苑、他の専門書を見ましてもそこまで書かれたものは見つけられません。
: 専門員の方のご説明を戴けませんでしょうか?
:
: よろしくお願いいたします。
ラッコは類人猿以外で道具を使う数少ない動物で、飼育下でも器用に脇の下にウチムラサキ(餌の大型二枚貝)を4つ5つ抱えたまま食事をしたり、泳いだりすることがあります。これは袋状のポケットがあるのではなく、脇の下に大きくだぶついた部分があり、そこで「包むように挟んでいる」のです。自然では自分の気に入った石をそこに入れて泳ぎ、餌のあわびをはがしたり、うにや貝などを割る調理台としても活用しているのです。
でもその仕草を見ていると、そこに袋があるんじゃないと思っても不思議ではないほど上手に「入れて」ます。ちょうど脇の下に小型の風呂敷きを備えてるようなものでしょうか。ラッコの毛皮は動物のなかでも最も密度の高いふかふかの毛で覆われていますが、皮下脂肪もほとんどなく皮は全体的にだぶつき気味です。ラッコの体をつまんでみると、その柔らかさに驚かされます。