Posted by つじもと on May 21, 1999 at 13:46:45:
In Reply to: 質問 posted by みねま on May 19, 1999 at 13:49:34:
: どうして、沖縄の海と都会の海の色は違うのですか?
: 教えて下さい。
それは海水中に溶けている栄養塩類
(いわゆる植物の肥料となる物質で海洋の場合は主に窒素とリンです。これは有機物がバクテリアによって分解されることにより、できます。)
の濃度の違いのためです。
詳しく言いますと、沖縄地方は温度が高く、植物プランクトンの活動は活発なのですが、そのせいで栄養塩類はすぐに消費されてしまい、濃度は低くなります。また沖縄地方の海に流れ込む家庭排水などの量が少ないため元々の濃度も低いです。
その結果植物プランクトンは増えることができず、水は透明になります。
逆に都会の海は家庭排水などが多く流れてくるため、栄養塩類の濃度が非常に高く、沖縄地方に比べて活動は低いながらも植物プランクトンは活発に増殖します。
その結果都会の海の水は濁ったものとなります。これがあまりにひどくなると、赤潮という現象になります。
《余談ですがさらに多くの排水が海洋に排出されると、バクテリアがそれを分解するのに大量の酸素を消費し、植物プランクトンは増殖できなくなり(植物プランクトンも光合成のほかに呼吸もしてますので生きていくためには酸素が必要です。)なんと逆に水が透明になる場合があります。
これが青潮と呼ばれる現象です。一見水は綺麗なようですが、酸素がないので酸素を必要とする生き物はこのような水ではすむことができず、また酸素を嫌うバクテリアが増殖し、硫化水素を放出するためいわゆるドブ臭いにおいがします。》
さらに都会の海にはゴミが多いのでこも海を濁らせる一つの原因です。
以上の理由により、都会の海の色と沖縄の海の色が違うものとなるわけです。
ちなみに沖縄の海が青いのは水が青い光をもっともよく通し、乱反射させるためです。
わかりにくいことがありましたら、また書いてきて下さい。
三重大学生物資源学部 つじもと